新北市には、台湾ならではの豊かな文化、独特の自然景観、さらには大都会らしい繁華と、さまざまな魅力があつまっています。
新北市には、板橋、淡水、鴬歌、瑞芳、烏来および八里などの区を含み、春、夏、秋、冬四季それぞれの風采があり、また「北海岸および観音山国家風景区」、「東北角&宜蘭海岸国家風景区」などの名勝が集まっています。
海鳴りに耳を傾けたり、森林浴や温泉浴を楽しんだり、小さな町で史跡めぐりや美食めぐりをしたり、工芸創作を体験したり、さまざまな可能性を秘めた地域です。北海岸と観音山は特殊な海岸線と礁でしられます。
北海岸には五股、八里、萬里、金山、石門、三芝という六つの区があり、特異な山と海の風景が交錯しています。優美な砂浜、険しい磯と海岸線は多采で、さらに温泉、文物展覧館、老街、海産、小吃などの観光資源があります。観音山、野柳、金山、翡翠湾、白沙湾、淡水、基隆などが主要なスポットです。
東北角風景区は山が海の際まで迫っています。海岸沿いには、断崖、海食地形、金色のビーチと多采な地理的景観があり、また、文化財や史跡に恵まれて、大自然のなかの絶好の観光名所になっています。ダイビング、磯釣、遊泳、クルージングなどのマリンスポーツが盛んです。
台湾東北部の丘陵地で山を背にし海に面した土地柄の九分はかつて金鉱として栄えました。1890年に金脈が掘り当てられ、そもそも9世帯しかなかった貧困な村が、瞬く間に三、四千世帯の巨大都市へと変貌しました。「アジアの金の都」といわれ、「小上海」、「小香港」の異名さえ取っていた時期もありましたが、ゴールドラッシュ熱が冷めるにつれ、廃れていきました。が、そのうち、ここでいくつもの映画が撮影されるようになり、ベネチア国際映画祭では、侯孝賢監督の『悲情都市』がグランプリを受賞するなど、国際舞台ですばらしい成績を修め、忘れかけられていた小さな村が再度注目を浴びるようになりました。古びた町並み、建物、廃坑と燦燦と輝いていたゴールドラッシュの時代が再現され、昔のような活気を取り戻しつつあります。山道散策に疲れ足を休めたければ、九份ならではの茶屋に立ち寄り、おいしいお茶を飲みながら、基隆沖の美しい海を眺めるのも一興です。
村の目抜き通りに当たる基山街は絶えず観光客でにぎわっています。この通り沿いには、九份名物の「芋円、蕃薯円」(タロ芋やさつまいもで作った団子)や現地ならではのB級グルメが味わえるほか、今も残されている文物も目にすることができ、歩いているだけでわくわくした気分にさせられます。また、ここでは宿泊施設も完備されているため、時間が許すなら、自分好みの旅館を探し、美しい夜空や漁り火見物をゆっくり楽しんでいくのもおつなものです。
食崖や変成岩、岩穴など延々と続く独特の景観を生み出しました。観光スポットは第1エリアの「女王頭」、「仙女鞋」、「燭台石」、第2エリアの「豆腐石」、「龍頭石」、第3エリアの海食崖、「海狗石」などと大きく三つのエリアに分けられ、地質教育の課外授業にも利用されています。
Taiwan交通部観光局サイト: https://jp.taiwan.net.tw/